秘密のI love you

答えはいつだってステージにある

輝く未来はjust for you

いつまでも夢から醒めたくない…とふわふわしているうちに春が終わり、梅雨入りしてしまいましたがやっとクリエの話をします。ひとまずざっくりした感想。長いです。







They武道にとって2年目の単独コンサート。4月の連載ではやしくんは、僕らは本気です。と書いていました。まだリハも始まっていないのに変更が出るって。ゆうまのラジオに出たときにも、満足させます!って言い切りました。そんなに自信満々でハードルあげまくっていいのー?でもほんとうに自信があるんだろうなって。何があっても絶対に楽しいから!とひたすら自分に言い聞かせて過ごした期間、今思えば2か月くらい地に足着いてなかったんだろうな…




去年も同じ言葉を繰り返していた気がしますが、やっぱり彼らは天才です。「みんなに楽しんでもらいたい」「公演を通して常にわくわくどきどきしててほしい」という軸はぶれなくて、その中で自分たちの魅せたいこと、3人だからできること、3人でやりたいことを詰め込んで。一瞬の隙もない幸せな時間をつくってくれました。
入場時に渡された『搭乗券』ここからもうその時間は始まっていて。2年目にして、というかクリエでやるコンサートでコンセプトものを持ってくるなんてナナメ上すぎたよね…そういうのってツアー前にアルバム出してプロモーションしてそのテーマに沿ってツアーを展開するとか、そういうレベルの話だと思ってたよ…で、わけわからないながらも去年のじゃにじゃにを思い出したんですよね。未来のことを歌う曲が多かった中でも、連れて行くよさあこの手を掴め!って力強く手を握るのが印象的だったから。そういうことならもう間違いないんだわって、全部身を任せていいんだなって安心して。
そしたらアンコールの2曲目がじゃにじゃにで、あーわかってた!ってちょっと嬉しくなってしまった。ちょっと心が通じた気がして、このひとたちの感性とか美学とかそういうの、ぜーんぶ信頼できるなって最初から最後まで感じられた公演でした。
MCで、搭乗券はクリエからour dreamへ一緒に旅をしよう!って意味なんだよーって話してくれて(初日は言わなかったけど)。だから帰りの切符はないの。ずっと旅は終わらないんだよね。これからもずっとずっと一緒に、そう伝えてくれることがほんとうにぜいたくだなぁって思った。なんてしあわせなんだろう。




はやしくんのソロコーナーは初日が「曇りのち、快晴」で最初あれっと思ったけど、セトリ全体を眺めたときにしっくりはまる曲なんだなーと思ったしすきだったんだけどね。次から「いま愛を語ろう」に変わって、パフォーマンスとしては圧倒的にこっちが目を惹く(というか耳を惹くというか…)ものなので、残りの公演これでいったのは間違ってなかったと思う。急きょ変えたのかなと一瞬おもったけど、もともと両方用意してたよね。パフォーマンスも演出も完成されていた。はやしくんの声が会場に響き渡って空気を変えた、その瞬間を感じることができたのは幸福の極み。
この曲を選んだ理由というよりも、いまここでやろうと決めた理由を知りたいなあとおもうのだけど。できるって思えたからだよね。いまならこの曲を魅せられる、そう自信を持てたからあのアカペラの長さだったのだろうし、それを観客が聴いてくれる、喜んでくれると信じてくれたから歌えたのではないかなぁ。それは嬉しいことだなと思う。この曲だけではないけれど、自分のファンもそうでない人もこの公演を見る人が楽しんでくれる、満足して帰っていける、そう自信をもって挑んできたこと。それははやしくんが自分自身、They武道、そしてオーディエンスのことを信頼してくれたからこそ成り立っていたのではないかなって。決して一方通行ではないんだなって。そんな気がします。




公演を重ねるごとに熱量は増えていって、終わりの挨拶の内容もより強いものになっていって。もっと広いところでできるといいねって言っていたのに、最終日はなぜか国際フォーラムとか武道館という会場名が飛び出したのでわたしはびっくりして泣きました。嬉しいよりもただただ驚いた。人って予想外すぎると泣くんですね(……)最終公演ではもっと広いところでもできるって確信しました。って。確信って。それだけ強気になれたのはもちろん自分たちのやっていることに自信が持てたからだろうけど。やっぱりこちら側のことも信頼できるって手ごたえを感じてくれたのかなーって少し思ったり。俺がやるって言ってるからやるんだよ!とでも言いそうなくらいあのときのはやしくんは強かった。現実的なことをいうときりがないけれど、ほんとうに、できるだけ早く、もっと広い会場、東京以外の会場でThey 武道のコンサートが見たいです。いろんなひとに見てほしい。ファンだろうが知らない人だろうが、絶対に楽しませてみせるしぜいってすごいんだよって知ってほしい。




こんな風に夢がかなうとその先の夢がまた広がって、夢に終わりはないんだなぁと思わせてくれるからアイドルってすごい。いろんなひとがいる中でもぜいぶどうというグループに出逢えてよかった。“幸せすぎる春”をありがとう!!