秘密のI love you

答えはいつだってステージにある

君の願う未来ならば

ジャニーズ銀座2016
今年も無事に幕を閉じましたねという話。







クリエの先なんてないのかもしれない。




始まる数日前にふとそんな想いにかられてしまってどうしようもなく不安でした。去年クリエできいた「えらい人きいてますかー?」「もっと大きな場所でできるって、確信しました」その力強さに引きずられるようにその先の未来を信じることにしたら、それ以外の未来を想像することはできなかったし想像するのがこわかった。
今年もクリエで会えるとわかったとき、嬉しさ半分、悔しさ半分で。今までが評価されたのだということ、その名前があることは嬉しくて、また3人でできることが楽しみで。だけどまだその先へは行けないのかなって思ってしまって。これで最後だったらどうしようって、そんなのいつだって覚悟していたことなのにね。




公演が始まれば、そんなの杞憂だったって笑い飛ばせることもわかっていたから、堪えることができたけど。でもなんだか落ち着かなくて、はやく始まればいいのにってそわそわして。





やっぱり答えは、ステージにあった。ステージに立つあなたの姿がすべてだった。それだけでよかった。とにかく楽しかった。





今年はなんだかとてもあったかい公演だった気がする。優しくて、温かくて、一言でいうなら”愛”だった。コンセプトは遊園地で、Theyランドで、ジェットコースターに乗ってるような疾走感があるのに、愛を感じるステージ。歌詞を見返したら愛を歌う曲が多いなと思ったんだけど、それだけじゃないなぁ。ステージも客席も誰も置いてかない。誰も1人にしない。みんなそこに居場所があるんだよって、そこにいていいんだよって、そう思わせてくれた時間でした。どこにでも自分たちの居場所をつくってしまうのがまどっこのすごいところだけど、相手の居場所もちゃんとつくってあげられるのは、その人の良いところ、役割を見つけることができるから。最高の形で一人一人が輝けるように考えられるのがすごいんだ。







やっぱりクリエの先なんてないかもしれない。大人はその先の何かを用意してはくれない。だけど彼らは絶対にその先へ行く。だって彼らは、自分たちが今しかできないことをわかっているから。今の積み重ねが未来につながると信じているから。彼らにしかできないやり方で、彼らの未来をつくっていく、それがThey武道なんだ。