秘密のI love you

答えはいつだってステージにある

優しい声が遠く遠く 君の元へ届きますよう

滝沢歌舞伎見てきました。4月に1回、5月に1回、それで演舞場はおしまい。御園座もそんなに行かない。増やせないわけじゃないけど今年の内容にうーんと首を傾げてしまったのと、見ればみるほど考えすぎてしまう気がするのでこれくらいがいいかなぁ。たぶん今考えてもここには答えはないと思うんだ。感想ではなくて今思ってることを書きます。




もう1ヶ月過ぎたんですけど気持ちの整理がちゃんとついたわけではなくて、宇宙の連載読んではみんなごめんねありがとうねって泣いてるし、はやしくんのばかー!って思ったりでもはやしくんは悪くないよっていい子ぶってみたり、ぐちゃぐちゃで。それでもどうしても、はやしくんをこれからも応援する、という結論に全く変わりがないのでそれ以上考える意味がないなぁと思って。わたしはわたしのドラマをやるしかないんだって希望なのか絶望なのかわからないけど、そうして日々生きてます。




芝居をしたいからグループを抜けます、でも事務所は辞めません、という選択肢が許されるんだろうかってわたしには未だにわからない。いや許されたんだけど、その言葉が全部真実じゃないのはわかってる。決まったのがいつだったかわからないけど、たぶん湾岸ライブより前な気がするし、はやしくんはサーデラとの合同ワークショップにはほぼ参加してない気がする(これは勝手な想像)。グループにいたってお芝居の仕事はできるしよしたかはメタルマクベスに出るんだから言い訳ができない。




わたしはね、甘えたくなかったんじゃないかなぁと思ってる。こたは個人仕事を頑張ってまたグループに戻ってくればいいじゃないかって言ってくれたみたいだけど、それではだめだって思うようなことがあったのかもしれない。中途半端にしたくない、逃げ場を作りたくない、はやしくんがそういう風に考えたとしても不思議ではないなぁとわたしは思います。その考え自体がみんなに甘えてるけどね?こたやよしたかがちゃんと怒ってくれたんだと思うし、ふざけんなよってちゃんと言ってくれてよかった。
ずっと辞めたがってたんじゃないかって言う人もいるけど、まぁ確かに辞める噂は絶えなかったけど。そうだったとしても、はやしくんは仲間のことを大好きだったし宇宙を大事にしたいと思っていたよ。宇宙になったことははやしくんの意志だったはずだし(はやしくんが言い出したということではなくて)自分のやりたいこととグループとしてすべきこと、ぎりぎりまで両立させようとしてたんだと思ってる。
様子がおかしかった時期も、どう考えてもケンカしてた時期も確かにあって見ててしんどかったし、あの頃からそういうことを考えてたのかなってそりゃ邪推してしまうけど。いくつか、そんなやる気ないパフォーマンスするなー!って本当に腹立てたときもあったしそれは本人に手紙を書いた。読んでたかわからないけど。でもそのいくつかを除けばその時の全力でステージに立とうとしてたこと、グループになろうとしていたこと、嘘じゃなかったと思ってる。わたしが大好きだったものが全部嘘だったなんて思わない。





今日歌舞伎を見て、わたしはダメなおたくなので、自担が結局1番大事なので、いろんなことを剥ぎ取って最後の最後に残るのは結局、どんな形でもいいからステージに立っててほしいってそれだけ、なんだなーって改めて自覚してしまって。今までもそういう風に思ってたし言っていたけど、前提としては自担がきっちりクオリティの高いパフォーマンスをしていること、それが誰かに(全方位じゃなくてもいい)評価されている、もしくは評価してもらえるだろうと感じられること、があって。だから、やる気がないように見えたら怒ってたし評価されてないと感じたら悲しかったし、1番前や舞台の真ん中に少しでも長くいてほしかったんです。
でもなんだか、それよりもただはやしくんが楽しいと思えて、笑顔でいられて、ステージにいてさえくれたらそれでいいんじゃないかって思ってしまって。真ん中じゃなくたって1番前じゃなくたって、多少ふざけてるのが見えたって、そこに居場所がありさえすれば、って。これだけ出番も見せ場ももらっているひとのファンでいながら言うことではないと自分でも思うけど、今日はほんとにそんな風に思ってしまったなぁ。はやしくんが手を抜いてたというわけじゃないです。疲れてるのはわかってしまったけど全部全力だったしクオリティは最高に素晴らしかった。わたしの大好きなひとだった。




2015年9月の連載で『歌が大好きだ!』って書いてくれたこと、ダンスクのソロインタビューの『ステージに立つと楽しいなぁって思うんです』『お芝居でグループを引っ張っていきたい』という言葉は嘘じゃなかったと信じてる。ずっと自分と周りのことを考えて行動してきたはやしくんが、自分自身が立ちたいステージにこれから立ち続けるために選んだことなんだと思ってる。いつか本当の理由や気持ちを教えてくれたらいいなぁと思うけど、それよりも今はきっと、誰にも文句を言わせないために、自分の選んだ道をほんとうにするために頑張っているはずだから。嘘も優しさも苦いけど、それをゆるせる未来に辿り着けたらいいな。甘いかもしれないけど、わたしはいつもお手紙に書いてる「ずっと応援してます」という言葉をほんとうにしたいと思っています。